規格・資料

電動機 規約電流・分岐回路 早見表

三相誘導電動機を定格出力ごとに、内線規程の規約電流(全負荷電流)・配線用遮断器(直入れ/スターデルタ)・最小電線太さ・始動電流まで一覧。三相200V/400Vを電圧ごとの表に分け、電圧をまたいで選んだ電動機を並べて比べられる比較表・並べ替え・CSV書き出し・URL共有に対応。登録不要・端末完結・内線規程 資料3-7-3/表3705準拠。

表示する項目の列

表の左端「比較」列のにチェックを入れると、電圧をまたいで並べて比べられます(最大6件)。数値はタップでコピー · 列は見出しのでまとめてコピー

三相 200V

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三相 200V 三相誘導電動機の定格出力別スペック(規約電流・配線用遮断器・最小電線太さ・始動電流)
比較
配線用遮断器の定格を内線規程が定めているのは三相200Vのみ。直入れは短絡保護の観点から選ぶ値で、スターデルタは 5.5kW 以上に適用される(表3705-1 の始動器使用の欄)。

三相 400V

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三相 400V 三相誘導電動機の定格出力別スペック(規約電流・配線用遮断器・最小電線太さ・始動電流)
比較
規約電流は同じ出力の 200V に対しておよそ半分になる。配線用遮断器の定格は本表では未収録(—) で、内線規程が 200V について定めた値をそのまま流用してはいけない。

この早見表について

電動機 規約電流・分岐回路早見表は、三相誘導電動機(かご形モーター)を定格出力(kW)ごとに、内線規程の規約電流(全負荷電流)・配線用遮断器の選定例(直入れ/スターデルタ始動)・最小電線太さ・始動電流の概算まで、電圧(三相200V/400V)ごとの表にまとめて調べられるブラウザツールです。それぞれの表には、その電圧を読むときに知らないと誤る点を注記として付けてあります。索引から目的の電圧へ直接移動でき、出力での検索、列のソート、電圧をまたいで選んだ電動機を並べる比較表と CSV 書き出し、URL 共有に対応し、画像 PDF で配られがちな内線規程の電動機表を、コピーできる形でまとめて引けます。登録不要・端末完結で、規約電流は内線規程(JEAC 8001 資料3-7-3)、最小電線太さはサイト内の許容電流表から導出した値を収録しています。

規約電流とは ― 銘板電流(全負荷電流)との違い

規約電流は、内線規程が電動機の分岐回路設計のために定めた標準の全負荷電流値です。実際のモーターの銘板に書かれた定格電流(メーカー・極数・効率で前後する)とは必ずしも一致せず、設計を統一できるよう出力ごとに代表値として規定されています。電線太さや過電流遮断器の定格は、この規約電流を基準に選定します。たとえば三相200V・3.7kW なら規約電流は 17.4A、5.5kW なら 26A、11kW なら 48A です。実機の保護協調を厳密に詰める際は、銘板の定格電流・始動電流をメーカー資料で確認してください。

電圧で規約電流が変わる

同じ出力でも、電圧が高いほど電流は小さくなります。電動機の出力は「電圧 × 電流 × √3 × 力率 × 効率」で決まるため、三相400V は三相200V の約半分の電流で同じ出力を得られます。「三相200V」「三相400V」は別々の表に分けてあり、左の索引から移動できます。両方から行を選べば比較表で並べて見られます。三相400V の規約電流は三相200V 値の 1/2 を換算目安として表示しており、配線用遮断器の選定例は内線規程の表が三相200V を中心に整理されているため「—」としています。400V 回路の遮断器・電線はブレーカー選定・許容電流ツールで確認してください。

配線用遮断器・最小電線の読み方(直入れ/スターデルタ)

モーターは始動時に規約電流の 6〜7 倍の突入電流が流れるため、過電流遮断器(配線用遮断器)はこの始動電流で誤動作しない定格を選びます。本表は内線規程 3705 節の選定例として、直入れ(DOL)始動と、5.5kW 以上で多用されるスターデルタ始動の 2 通りの配線用遮断器定格を併記しています。スターデルタ始動は始動電流が直入れの約 1/3 になるため、遮断器を一段小さくできるのが分かります。

意味・根拠
規約電流内線規程 資料3-7-3 の全負荷電流値。三相200V は規定値、三相400V は 1/2 の換算目安。
配線用遮断器〔直入れ/Y-Δ〕直入れは富士電機の分岐回路選定(始動時間6秒・短絡保護用)、スターデルタは内線規程 表3705-1「始動器を使用する場合」列。版・条件で前後する。
最小電線〔IV・管内〕許容電流(管内3本・30℃)が規約電流×1.25(50A超は×1.1)以上となる最小サイズを許容電流表から導出。
始動電流〔直入れ概算〕規約電流 × 6.5 の概算(列表示メニューで追加)。実値はモーターにより変わる。

負荷電流から具体的な遮断器の定格電流(AT)とフレーム(AF)を選ぶときは ブレーカー選定、布設方法・周囲温度・本数を反映した最小ケーブルサイズの自動選定は 許容電流・ケーブル選定 を使ってください。本表の値はいずれもこれらと同じ許容電流データに基づいています。

表の使い方(検索・ソート・比較・共有)

上部の検索欄に「3.7」「11kW」「三相400」などを入れると、一致する電動機だけが残り、該当が無い電圧は表ごと消えます。列見出しをクリックすると、規約電流や遮断器定格で昇順・降順に並べ替えられます。数値はタップでコピーでき、列見出しのコピーアイコンでその列をまとめて取得できます。各行の左端「比較」列にチェックを入れると比較リストに入り、左上の「比較する」で選んだ電動機(最大6件)を縦に項目・横に対象を並べた表で比べられます。比較リストは CSV ダウンロードまたはクリップボードへコピーでき、そのまま Excel の機器表・盤図に貼り付けられます。「URLで共有」を押すと、現在の絞り込み・並び順・選択状態を含む URL がコピーされ、同僚に同じ表示を渡せます。

収録規程と関連ツール

規約電流は内線規程(JEAC 8001)資料3-7-3「電動機の規約電流値」、配線用遮断器は直入れが富士電機の分岐回路選定(始動時間6秒・回路の短絡保護用で過負荷は電磁開閉器+サーマルが担う)、スターデルタが内線規程 表3705-1「始動器を使用する場合」に基づきます。最小電線太さは内線規程1340-1表/JCS 0168-2 の許容電流値から、規約電流×1.25(50A超は×1.1)以上を満たすサイズとして導出しています。電線そのものの許容電流・外径・重量を調べたいときは 電線・ケーブル早見表、電線を電線管に通すときの最適な管サイズは 電線管サイズ選定、機器外箱の接地線サイズは 接地抵抗計算 で確認できます。鋼材のサイズ・断面性能を同じ形式で引きたいときは 鋼材規格表 もご利用ください。

本表は設計・積算の目安としてご利用ください。配線用遮断器・電線の選定値は内線規程の版・始動方式・布設条件・メーカー仕様で前後します。確定値は最新の内線規程とメーカー資料をご確認のうえ、保護協調・電圧降下を別途検討してください。