現場の電卓
電気設備

力率改善コンデンサ計算

現在の力率から目標力率に改善するために必要なコンデンサ容量(kvar)を算出します。

次はこんな計算どうですか?

この計算と合わせて使われることが多いツールです

解説

力率改善コンデンサ計算は、 現在の力率と目標力率の差分から、必要なコンデンサ容量(kvar)を算出するものです。 力率を改善することで電気料金の割引が受けられるほか、配電設備の効率向上にもつながります。 回路設計にはブレーカー選定電圧降下計算もあわせてご活用ください。

計算式

力率角の正接(tan)の差を利用して、無効電力の削減量を求めます。

Qc (kvar) = P (kW) × (tanφ1 − tanφ2)
tanφ = √(1 − cos²φ) ÷ cosφ
項目説明
P (kW)力率改善対象の有効電力。電力計の値や契約電力を入力
cosφ1改善前の力率。一般的なビルや工場では 0.7〜0.85 程度
cosφ2目標力率。0.95〜1.0 が一般的な目標値。力率割引の基準は 0.85

電気料金の力率割引制度

高圧・特別高圧の電気料金には力率割引・割増制度があります。 基準力率 0.85 に対して、 力率が1%改善するごとに基本料金が1%割引(最大15%割引)、 1%低下するごとに1%割増(最大15%割増)となります。

注意事項

  • 過補償の危険: 進み力率になると、逆に電圧上昇や高調波の問題が発生する場合があります。目標力率は 0.95〜0.98 程度が安全です。
  • 高調波環境: 高調波が多い環境では、直列リアクトル(SR)付きのコンデンサを選定してください。
  • 保護装置: コンデンサの設置には、開閉器や保護装置の選定も必要です。実際の設置は専門業者にご相談ください。

よくある質問