規格・資料

異形鉄筋 単位重量・規格早見表(呼び名別 D6〜D51・断面積)

異形棒鋼(SD) D6〜D51・丸鋼(SR) φ6〜φ32 の公称直径・公称周長・公称断面積・単位質量を、種別ごとの表で一覧。異形棒鋼はJIS G 3112:2020の表値、丸鋼はJIS G 3191の標準径から収録。呼び名をまたいで選んだ鉄筋を並べて比べられる比較表・並べ替え・CSV書き出し・URL共有に対応。登録不要・端末完結。

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表の左端「比較」列のにチェックを入れると、呼び名をまたいで並べて比べられます(最大6件)。数値はタップでコピー · 列は見出しのでまとめてコピー

異形棒鋼 (SD)

JIS G 3112:202013
異形棒鋼 (SD)の呼び名ごとの公称直径・公称周長・公称断面積・単位質量の一覧(JIS G 3112:2020)
比較
D6
D10
D13
D16
D19
D22
D25
D29
D32
D35
D38
D41
D51
呼び名の数字は公称直径の概数で、実際の値とは一致しない(D19 の公称直径は 19.1mm、リブ・節を含む最大外径はさらに大きい)。公称断面積・単位質量は JIS G 3112 の表値で、単位質量は丸めた公称断面積に密度7.85を掛けた値。π を通しで計算した生値とは末桁がずれる(D13 は生値0.994 に対し規格値0.995)ので、検算時は規格表の値を正とする。鋼種 SD295/SD345/SD390/SD490 は寸法が同じで強度だけが違う(2020年版で SD295A/B は SD295 に統合)。

丸鋼 (SR)

JIS G 31919
丸鋼 (SR)の呼び名ごとの公称直径・公称周長・公称断面積・単位質量の一覧(JIS G 3191)
比較
φ6
φ9
φ13
φ16
φ19
φ22
φ25
φ28
φ32
丸鋼は JIS G 3112 本体に寸法表が無く、径は JIS G 3191(丸鋼の標準径 5.5〜50mm)に委譲されている。本表は鉄筋で慣用される径を標準径から抜粋し、周長・断面積・単位質量は密度7.85からの計算値(径に丸めが無いので計算値がそのまま公称値)。同じ呼び径でも異形棒鋼より単位質量がわずかに小さいのは、異形の公称直径が呼びより大きい(D19=19.1mm)ため。現在の鉄筋はほぼ異形棒鋼で、丸鋼はスパイラル筋や軽微な部材などに限られる。

この早見表について

異形鉄筋 単位重量・規格早見表は、鉄筋コンクリート用棒鋼を種別ごとの表に分けて、呼び名ごとの公称直径・公称周長・公称断面積・単位質量を計算せずにそのまま引ける表です。収録は異形棒鋼(SD)D6〜D51 の13種と、丸鋼(SR)φ6〜φ32 の9種。異形棒鋼は JIS G 3112:2020 の表値、丸鋼は JIS G 3191 の標準径からの抜粋です。索引から目的の種別へ直接移動でき、公称直径や断面積での並べ替え、列の表示切替に対応。数値はタップでコピー、呼び名をまたいで選んだ行は比較表に並べて CSV 書き出しと URL 共有ができます。登録不要・端末完結です。

本数と長さから鉄筋の重量・注文本数を出したい場合は、この表ではなく計算機を使ってください。本表は「呼び名ごとの規格諸元を引く」ための表です。使用長さ・本数・定尺から使用重量・注文重量・端材ロスを自動計算するなら 鉄筋数量計算が対応します。

呼び名の「19」は公称直径の概数で、実寸ではない

異形棒鋼の呼び名 D19 は、公称直径 19.1mm の概数です。19mm ちょうどではありません。しかも異形棒鋼は表面にリブと節(凹凸)があるため、実際に外接する最大径は公称直径よりさらに大きくなります。あき(鉄筋間の隙間)やかぶり厚さ、継手のラップを検討するときに呼び名の数字をそのまま寸法として使うと合いません。

公称直径・公称断面積・公称周長は、いずれも質量が同じになるように定めた「等価な丸棒」の寸法です。異形棒鋼は断面が真円ではないので実測断面積は測る場所で変わりますが、規格は「1m あたりの質量から逆算した断面積」を公称断面積として一本に定めています。配筋計算(鉄筋比、必要鉄筋量)はこの公称断面積で行います。

単位質量は公称断面積 × 鋼の密度で決まる

単位質量(1m あたりの質量)は、公称断面積に鋼の密度 7.85 g/cm³ を掛けた値です。JIS G 3112 は次のように定めています。

単位質量 [kg/m] = 公称断面積 [mm²] × 7.85 × 10⁻³

たとえば D19 は公称断面積 286.5mm² なので、286.5 × 0.00785 = 2.25kg/m です。ここで注意が要るのは、規格の単位質量は「丸めた公称断面積」から算出され、有効数字3桁に丸められている点です。公称直径から π を通しで再計算した生値とは末桁がずれることがあります(D13 は生値0.994 に対し規格値0.995)。検算のときは、本表にも載っている規格の公称断面積を正として使ってください。

鋼種が違っても寸法・質量は同じです。異形棒鋼の SD295・SD345・SD390・SD490 は、違うのは降伏点・引張強さ(強度)だけで、公称直径・断面積・周長・単位質量はすべて共通です。したがって重量計算は鋼種を問いません。なお 2020 年版の改正で SD295A・SD295B は SD295 に統合されたため、現行の表記は SD295 です。

公称断面積は配筋計算に使う

公称断面積は、鉄筋比の確認や必要鉄筋量の算定に直接使います。断面 B×D に鉄筋を n 本配すると、鉄筋比 pt は次のようになります。

鉄筋比 pt = (公称断面積 × 本数) ÷ 断面積

たとえば D19 を 4 本なら鉄筋量は 286.5 × 4 = 1146mm²。これを部材断面積で割れば鉄筋比が出ます。引張鉄筋の負担できる力も、公称断面積 × 許容引張応力度(または設計基準強度)で概算できます。本表で断面積を引き、必要な本数や重量は 鉄筋数量計算 コンクリート・型枠数量概算と組み合わせて求めてください。

丸鋼の寸法表は JIS G 3112 には無い

丸鋼(SR)を別の群にしているのは、出典が異形棒鋼と違うためです。JIS G 3112:2020 の本体には丸鋼の寸法・質量表がありません。規格は「丸鋼の標準径は JIS G 3191 の 5.5〜50mm による」と径だけを他規格に委譲していて、異形棒鋼のような呼び名ごとの固定表を持っていません。

そのため本表の丸鋼は、JIS G 3191 の標準径から鉄筋で慣用される径を抜粋し、周長・断面積・単位質量は密度 7.85 からの計算値として載せています(径に丸めが無いので計算値がそのまま公称値です)。同じ「19」でも丸鋼 φ19(2.23kg/m)が異形 D19(2.25kg/m)よりわずかに軽いのは、異形の公称直径が呼びより大きい(19.1mm)ためです。現在の鉄筋はほぼ異形棒鋼で、丸鋼はスパイラル筋や軽微な部材、既存建物の調査などに限られます。

収録範囲と関連ツール

異形棒鋼 D6〜D51 は JIS G 3112:2020、丸鋼 φ6〜φ32 は JIS G 3191 の標準径を出典としています。異形棒鋼の単位質量は 鉄筋数量計算と同じ正本データを共有しています。太径側の D35・D38・D41・D51 や、丸鋼の各径は現場で使う頻度が種別で偏るため、必要な呼び名を検索や索引で絞り込んでください。

本表は規格の値を参照しやすくまとめたもので、設計・施工の判断を代替するものではありません。最新の規格原典(JIS G 3112 / JIS G 3191)と設計図書を確認のうえ、有資格者の判断で使用してください。