コンクリート・型枠数量概算
基礎・柱・梁・壁・スラブの寸法から、コンクリート体積と型枠面積を算出します。
次はこんな計算どうですか?
この計算と合わせて使われることが多いツールです
解説
型枠計算は、コンクリート構造物を施工する際に必要な コンクリート体積(m³)と型枠面積(m²)を算出するための計算です。 基礎・柱・梁・壁・スラブといった部材ごとに計算ロジックが異なるため、 正確な型枠計算方法を理解しておくことが 生コン車の手配やコンパネ枚数の見積もりに直結します。
コンクリート体積は部材の「中身の量」を表し、生コン車(ミキサー車)の手配量に使います。 一方、型枠面積はコンクリートが固まるまで支える「板の面積」であり、 リース材の注文や手間賃の算出に使います。鉄筋重量計算と あわせて使うことで、躯体工事全体の資材数量を把握できます。
部材ごとの型枠計算方法
型枠計算では、部材の形状によって体積と型枠面積の求め方が異なります。 以下の表に各部材の計算式をまとめます。
| 部材 | 体積(m³) | 型枠面積(m²) | 対象面 |
|---|---|---|---|
| 基礎・柱 | W × D × H | (W + D) × 2 × H | 全周4面 |
| 梁 | W × H × L | (W + H × 2) × L | 底面 + 側面2面(U字) |
| 壁 | T × H × L | (H × L) × 2 + (T × H) × 2 | 両面 + 小口2面 |
| スラブ | W × D × T | W × D | 底面のみ |
※ W=幅、D=奥行、H=高さ、L=長さ、T=厚さ。寸法はすべてmm入力し、内部でm単位に換算して計算します。
ロス率の考え方
コンクリートは液体のため、配管内に残留したり、型枠の隙間から漏れたりして、 注文した量すべてを型枠に充填できるわけではありません。 現場で不足が発生すると工程に大きな影響が出るため、 通常は3%〜5%多めに発注します。 この余分に見込む比率が「ロス率」です。
| ロス率 | 適用場面 |
|---|---|
| 3% | 大規模な床スラブなど、ロスが少ない打設 |
| 5% | 柱・梁・壁など一般的な躯体打設 |
| 5%超 | 複雑な形状、ポンプ圧送距離が長い場合 |
※ ロス率は現場条件によって変動します。過去の実績を参考に設定してください。
コンパネ枚数の算出
型枠面積が求まったら、実際に必要なコンパネ(コンクリートパネル)の枚数を算出します。 一般的なコンパネのサイズは900mm × 1,800mm(3尺 × 6尺)で、 1枚あたりの面積は1.62 m²です。
実際の施工では加工ロスや端材が発生するため、計算値より多めに手配するのが一般的です。 また、土量計算で 根切り・埋め戻しの数量もあわせて把握しておくと、基礎工事全体の段取りがスムーズになります。
計算上の注意事項
- 寸法の単位: 入力はすべてmm単位です。内部で自動的にm単位へ換算して体積・面積を算出します。
- 開口部の控除: 窓や配管スリーブなどの開口部は本ツールでは考慮していません。 実際の積算では開口部を控除してください。
- 複雑な形状: L型やT型の部材は、単純な直方体に分解して個別に入力し、合計値を使用してください。
- 型枠の転用: 本ツールで算出されるコンパネ枚数は1回使い切りの想定です。 型枠を転用する場合は、転用回数に応じて必要枚数が減少します。