無線・通信
光ファイバー伝送損失計算
ファイバー種別・長さ・接続点数・コネクタ数から総損失(dB)を算出。光リンクバジェット設計に。
次はこんな計算どうですか?
この計算と合わせて使われることが多いツールです
解説
光ファイバーの伝送損失計算は、 ファイバーの種別・長さ・接続点数・コネクタ数から総損失を算出し、 通信可能かどうかを判定するためのツールです。
計算式
総損失 (dB) = ファイバー損失率 (dB/km) × 長さ (km)
+ 融着接続損失 (dB/点) × 接続点数
+ コネクタ損失 (dB/個) × コネクタ数
+ マージン (dB)
+ 融着接続損失 (dB/点) × 接続点数
+ コネクタ損失 (dB/個) × コネクタ数
+ マージン (dB)
ファイバー種別ごとの損失率
| 種別 | 損失率 | 用途 |
|---|---|---|
| SM 1310nm | 0.35 dB/km | シングルモード、一般的な通信波長 |
| SM 1550nm | 0.25 dB/km | シングルモード、最も損失が小さい波長帯 |
| MM 850nm | 3.0 dB/km | マルチモード、短距離LAN向け |
| MM 1300nm | 1.0 dB/km | マルチモード、中距離LAN向け |
接続損失の目安
| 接続方式 | 損失 | 説明 |
|---|---|---|
| 融着接続 | 約 0.1 dB/点 | 光ファイバー同士を溶着する永久接続方式 |
| コネクタ接続 | 約 0.5 dB/個 | SC、LC等の着脱可能な接続方式 |
リンクバジェットとは
光通信システムの送信器出力と受信器感度の差(許容損失)を「リンクバジェット」と呼びます。 算出した総損失がリンクバジェット以内であれば通信可能です。 設計時にはマージン(通常3dB程度)を見込むことで、経年劣化や修理による追加接続にも対応できます。
注意事項
- 概算値: 本計算は代表的な損失値による概算です。実際の損失はケーブルメーカーや施工品質により異なります。
- 曲げ損失: 曲げ損失やマクロベンド損失は含まれていません。急角度の曲げが多い場合は追加マージンを考慮してください。
- WDMシステム: 波長多重システムでは、使用波長ごとに損失特性が異なる場合があります。