無線・通信
VSWR・反射損失計算
反射係数、VSWR(電圧定在波比)、リターンロス(dB)を相互変換します。
次はこんな計算どうですか?
この計算と合わせて使われることが多いツールです
解説
VSWR(電圧定在波比)は、伝送線路上のインピーダンス不整合によって生じる 定在波の最大電圧と最小電圧の比です。Z₀ と Z_L が等しければ反射は発生せず VSWR = 1.0(完全整合)となります。 dBm↔W の変換にはdBm ⇔ W 換算をご活用ください。
計算式
Γ = (Z_L − Z₀) / (Z_L + Z₀)
VSWR = (1 + |Γ|) / (1 − |Γ|)
リターンロス (dB) = −20 × log₁₀(|Γ|)
ミスマッチ損失 (dB) = −10 × log₁₀(1 − Γ²)
代表的な特性インピーダンス
| Z₀ | 主な用途 |
|---|---|
| 50 Ω | 無線通信、携帯基地局、業務用無線、計測器 |
| 75 Ω | テレビ放送、CATV、映像伝送 |
| 93 Ω | 一部の計測用途(低容量ケーブル) |
| 100 Ω | 差動伝送(Ethernet、USB) |
VSWR値の目安
| VSWR | リターンロス | 反射電力 | 評価 |
|---|---|---|---|
| 1.0 | ∞ dB | 0% | 完全整合 |
| 1.2 | 20.8 dB | 0.8% | 優良 |
| 1.5 | 14.0 dB | 4.0% | 良好 |
| 2.0 | 9.5 dB | 11.1% | 許容 |
| 3.0 | 6.0 dB | 25.0% | 要改善 |
注意事項
- 純抵抗前提: 本計算は純抵抗のインピーダンスを前提とした理論値です。実際にはリアクタンス成分も影響します。
- 送信機への影響: VSWRが高い状態で送信を続けると、出力段を損傷する恐れがあります。
- 周波数依存: VSWRは周波数によって変化するため、使用帯域全体での確認が必要です。
- ケーブル損失の影響: 送信機側で測定したVSWRはアンテナ直下の実際値より低く見えます。