現場の電卓
測量・計測

勾配・レベル計算

水平距離、高さ、勾配(%、‰、1:n、角度)を相互に計算します。排水勾配や法面勾配の確認に。

次はこんな計算どうですか?

この計算と合わせて使われることが多いツールです

解説

勾配計算は、水平距離と高さの関係から 傾きの度合いを算出するための計算です。 建築・土木の現場では排水管の敷設、スロープの設計、法面の安定確認など、 あらゆる場面で勾配(パーセント)傾斜角度の計算が必要になります。

本ツールでできること

  • 勾配の自動計算 — 水平距離・高さ・勾配のうち2つを入力すると残り1つを算出
  • 単位の一括換算 — %・‰(パーミル)・角度・勾配比(1:n)を同時表示
  • 斜面距離の算出 — 水平距離と高さから実際の斜面長さも計算
  • URL共有 — 入力条件をURLパラメータで保存・共有可能

勾配計算式

勾配(パーセント)の計算は、 直角三角形の原理に基づいて水平距離と高さの比率から求めます。

勾配 (%) = 高さ ÷ 水平距離 × 100
求めるもの計算式
勾配 (%)( 高さ ÷ 水平距離 ) × 100
高さ (m)水平距離 × ( 勾配(%) ÷ 100 )
水平距離 (m)高さ ÷ ( 勾配(%) ÷ 100 )

勾配の表記方法と換算

勾配にはいくつかの表記方法があり、分野によって使い分けられます。 本ツールでは入力値からすべての表記に一括換算します。

表記意味1/100 の場合主な用途
% (パーセント)水平100mあたりの高さ1%道路・排水・建築全般
‰ (パーミル)水平1000mあたりの高さ10‰鉄道・下水道
角度 (°)水平面との傾き0.57°測量・構造設計
勾配比 (1:n)高さ1に対する水平距離1:100土木・法面設計

現場での活用シーン

排水管のレベル出し

「ここから10m先まで排水管を引きたい。勾配は1/100(1%)でいこう」という場合:

L = 10m, i = 1% → H = 0.1m(10cm下げる)

スロープの設計

「玄関まで30cm の段差がある。車椅子用スロープを作りたい(勾配1/12 ≤ 8.3%)」という場合:

H = 0.3m, i = 8.3% → L = 3.6m(最低限の水平距離)

※ バリアフリー法では1/12以下、屋外では1/15〜1/20程度がより望ましいとされています。

一般的な勾配の目安

用途別に定められている標準的な勾配値です。土木勾配計算や排水設計の参考にしてください。

用途勾配(比率)勾配(%)
宅地内 排水管(管径小)1/502.0%
宅地内 排水管(管径大)1/1001.0%
道路 雨水排水1.5〜2.0%
バリアフリー法 スロープ1/12 以下≤ 8.3%
土工 法面(標準)1:1.5(1割5分)66.7%

勾配計算が必要な理由

水はけ(排水)の確保

雨水や汚水が溜まらずに流れるようにするため、配管や舗装面には必ず勾配が必要です。 勾配が緩すぎると排水不良、急すぎると固形物が取り残される原因になります。

地盤の安定(法面勾配)

盛土や切土で作った斜面(法面)は、急すぎると崩壊の危険があります。 土質に応じた安全な法面勾配(1割5分など)を守るために、 傾斜の計算が不可欠です。

計算上の注意事項

  • 水平距離と斜面距離の違い: 勾配計算では「水平距離」を使用します。実際の斜面に沿った距離(斜面距離)は水平距離より長くなります。 本ツールでは斜面距離も同時に算出しています。
  • 排水管の最小勾配: 排水管の勾配は管径によって下限が定められています。管径が小さいほど急な勾配が必要です。
  • 法面勾配の土質依存: 安全な法面勾配は土質(砂質土・粘性土・岩盤等)によって大きく異なります。 上表はあくまで一般的な目安であり、地質調査に基づく判断が必要です。

よくある質問