規格・資料

圧着端子・リングスリーブ早見表(適用電線・ねじ径・圧着マーク)

裸圧着端子(R形・Y形)と裸圧着スリーブ(B形・P形)を呼びごとの適用電線(撚線・単線)・適用ねじ径で種類ごとの表に一覧。呼びは「前半=適用電線・後半=ねじ径」。リングスリーブ(E形)の電線の組合せ→使用スリーブ→圧着マーク(刻印 ○・小・中・大)の早見表と、断面積の換算も収録。端子=JIS C 2805、スリーブ=JIS C 2806、刻印=内線規程1340-1準拠。種類をまたいで選んだ端子を並べて比べられる比較表・並べ替え・CSV書き出し・URL共有に対応。登録不要・端末完結。

表示する項目の列

呼びは「前半=適用電線・後半=ねじ径」(R5.5-6=5.5mm²・M6)。表の左端「比較」列の種類をまたいで並べて比べられます(最大6件)。リングスリーブの圧着マーク(刻印)早見表は下の解説にあります。

裸圧着端子(R形・Y形)

JIS C 2805:201017
裸圧着端子(R形・Y形)の呼びごとの適用電線(撚線・単線)と適用ねじ径の一覧(JIS C 2805:2010)
比較
適用ねじ径
区分
1.250.25〜1.650.57〜1.443〜5JIS標準
21.04〜2.631.14〜1.823.5〜8JIS標準
3.53.53〜6メーカー
5.52.63〜6.641.82〜2.894〜10JIS標準
86.64〜10.522.89〜3.655〜10JIS標準
1410.52〜16.783.65〜4.624〜20JIS標準
2216.78〜26.664.62〜5.815〜20JIS標準
3826.66〜42.425.81〜7.345〜20JIS標準
6042.42〜60.577.34〜8.266〜22JIS標準
7060.57〜76.288.26〜9.27メーカー
8076.28〜96.39.27〜10.41メーカー
10096.31〜117.210.41〜11.686〜22JIS標準
150117.2〜152.0511.68〜13.86〜27JIS標準
180152.05〜192.613.8〜15.6メーカー
200192.6〜242.2715.6〜17.58〜27JIS標準
250250メーカー
325242.27〜32517.5〜20.38〜27JIS標準
呼びは「前半=適用電線の呼び断面積・後半=ねじの呼び径」。R5.5-6 なら 5.5mm² 電線用・M6 ねじ。R形は取付孔が丸く端子を完全に外して着脱、Y形(先開形)は先端が二又でねじを緩めるだけで抜き差しできる(呼び・適用電線は共通)。絶縁被覆付きの色は 赤=1.25・青=2・黄=5.5 の 3 種のみが JIS 規定で、8mm² 以上は裸が標準。適用ねじ径は呼びに用意されたねじ径の幅で、JIS が定めるのは 1.25〜8、それ以上はメーカーカタログの実売範囲。3.5・70・80・180・250 は JIS 表7 に無いメーカー拡張サイズ(抱合範囲は前後の JIS サイズと連続)。

裸圧着スリーブ(B形・P形)

JIS C 2806:20037
裸圧着スリーブ(B形・P形)の呼びごとの適用電線(撚線・単線)と適用ねじ径の一覧(JIS C 2806:2003)
比較
適用ねじ径
区分
1.250.25〜1.650.57〜1.44JIS標準
21.04〜2.631.14〜1.82JIS標準
5.52.63〜6.641.82〜2.89JIS標準
86.64〜10.522.89〜3.65JIS標準
1410.52〜16.783.65〜4.62JIS標準
2216.78〜26.664.62〜5.81JIS標準
3826.66〜42.425.81〜7.34JIS標準
B形は電線を突き合わせる直線接続、P形は電線を重ね合わせる接続で、どちらも工具は裸圧着端子用(リングスリーブ E形 用とは別工具)。適用電線は端子と同じ導体断面積の区分で、ねじ径や絶縁色は持たない。電線どうしを終端でまとめる接続は E形リングスリーブで、その電線の組合せと圧着マーク(刻印)は下の解説にまとめている。

この早見表について

圧着端子・リングスリーブ早見表は、現場で使う裸圧着端子(R形・Y形)裸圧着スリーブ(B形・P形)を、呼びごとの適用電線(撚線 mm² / 単線 mm)・適用ねじ径で引ける早見表です。上の表で種類をまたいで選んだ端子・スリーブは、比較表に並べて CSV 書き出しと URL 共有ができます。電線どうしを終端でまとめるリングスリーブ(E形)と、その圧着マーク(刻印)の早見表は、表の軸が「電線の組合せ→刻印」で別物なので、この解説の中に別表としてまとめています。登録不要・端末完結です。

圧着端子は JIS C 2805、圧着スリーブは JIS C 2806 で規格番号が別です。端子(電線を機器のねじ端子に留める)と、スリーブ(電線どうしを接続する)は別の規格。リングスリーブ(E形)もスリーブ側の JIS C 2806 で、圧着マークの組合せ早見は内線規程 1340-1 が実務の拠りどころです。

呼びは「適用電線 - ねじ径」。R形と Y形の違い

圧着端子の呼びは、前半が適用電線の呼び断面積(mm²)、後半がねじの呼び径(mm)です。たとえば「R5.5-6」は 5.5mm² の電線用で、M6 のねじ(ボルト)に留める端子を指します。同じ 5.5 でも「5.5-4」なら M4 用です。電線の太さで前半を、留めるねじの径で後半を選びます。

R形(丸形)は取付孔が閉じた丸で、ねじを完全に外さないと着脱できません。Y形(先開形)は先端が二又に開いていて、ねじを緩めるだけで抜き差しできます。呼び系列と適用電線は共通なので、上の表では R形・Y形を同じ表にまとめています。なお Y形は現行の JIS C 2805:2010 の種類表には列挙がなく、呼び系列を R形に準拠させたメーカー標準品です。

絶縁被覆付きの色は 赤=1.25mm²・青=2mm²・黄=5.5mm² の 3 種だけが JIS の規定です。8mm² 以上に規格上の色区分はなく、裸端子(R形)が標準になります。3.5・70・80・180・250 の呼びは JIS C 2805 の表にない、隙間を埋めるメーカー拡張サイズです(適用電線の範囲は前後の JIS サイズと連続します)。

リングスリーブ(E形)のサイズと最大電流

リングスリーブ(E形)は、電線どうしを終端でまとめて圧着する接続用のスリーブです。サイズは小・中・大の 3 種で、まとめる電線の太さと本数で選びます。B形・P形のスリーブとは違い、専用のリングスリーブ用圧着工具(握ると刻印が付くもの)を使います。

サイズ最大使用電流まとめられる電線の目安(同一径)
20A1.6mm × 2〜4本 / 2.0mm × 2本
30A1.6mm × 5〜6本 / 2.0mm × 3〜4本 / 2.6mm × 2本
30A1.6mm × 7本 / 2.0mm × 5本 / 2.6mm × 3本

最大使用電流は小=20A、中・大=30A。30A を超える接続や、5.5mm² 以上の太い電線どうしの接続は、リングスリーブ(E形)ではなく突合せの P形スリーブが標準です。

リングスリーブ 圧着マーク(刻印)早見表

リングスリーブは、圧着工具で握ると刻印(圧着マーク)が付きます。電線の組合せに対して正しいサイズのスリーブと刻印(ダイス)を選ぶための早見表です。第二種電気工事士の技能試験でも、この刻印の判定がそのまま採点対象になります。

刻印「○(丸)」になるのは「1.6mm × 2本」のときだけです。同じ小スリーブでも、それ以外の組合せ(1.6mm×3〜4本、2.0mm×2本 など)はすべて刻印「小」になります。ここが最も多い取り違えです。

電線の組合せスリーブ刻印
1.6mm × 2本
1.6mm × 3〜4本
2.0mm × 2本
2.0mm × 1本 + 1.6mm × 1〜2本
1.6mm × 5〜6本
2.0mm × 3〜4本
2.6mm × 2本
2.0mm × 1本 + 1.6mm × 3〜5本
2.0mm × 2本 + 1.6mm × 1〜3本
2.6mm × 1本 + 1.6mm × 1〜3本
1.6mm × 7本
2.0mm × 5本
2.6mm × 3本
2.0mm × 1本 + 1.6mm × 6本
2.6mm × 2本 + 1.6mm × 2本

内線規程 1340-1 準拠。上表は代表的な組合せで、2.6mm や 5.5mm² を含む混在は他にもあります。境界の目安は「1.6mm は 7本で大、2.0mm は 5本で大、2.6mm は 3本で大」。5.5mm² より線は 2.6mm 単線相当(換算 5.5mm²)として扱いますが、太物どうしの正規の接続は P形スリーブです。

断面積の換算(本数判定の内訳)

リングスリーブのサイズは、電線を断面積に換算した合計で見当をつけます。換算は幾何断面積ではなく内線規程の換算値を使います(2.0mm 単線の実断面積は約 3.14mm² ですが、換算では 3.5mm² として扱います)。

電線換算断面積
1.6mm 単線2.0 mm²
2.0mm 単線3.5 mm²
2.6mm 単線5.5 mm²
5.5mm² より線5.5 mm²

目安は小=約8mm² 以下、中=約14mm² 以下。ただし例外があり、1.6mm×7本は換算 14mm² でも「大」です。最終判定は換算断面積ではなく、上の組合せ表で確認してください。

この表の使い方

上の表は裸圧着端子(R形・Y形)裸圧着スリーブ(B形・P形)の 2 種類に分かれています。左の索引で種類へ移動でき、呼び・適用電線・ねじ径で並べ替えられます。使う電線の太さが分かっているなら「適用電線(撚線)」で並べ替えると、その電線に合う呼びが探しやすくなります。表の左端「比較」列のチェックで種類をまたいで選ぶと、適用電線やねじ径を並べた比較表を開けます(最大 6 件)。並べた内容は CSV・クリップボード・URL で持ち出せます。

関連ツール

本表は JIS C 2805:2010・JIS C 2806:2003 の適用電線区分と、内線規程 1340-1 のリングスリーブ組合せを参照しやすくまとめたものです。端子・スリーブの実寸法はメーカーで異なり、規格は改正されることがあります。圧着工具・ダイスは電線・スリーブに適合するものを使い、最終的な選定は最新の規格原典とメーカーの製品仕様・施工要領を確認のうえ行ってください。