現場・施工管理
WBGT熱中症指数計算
気温と湿度からWBGT(暑さ指数)を簡易計算し、熱中症リスクを4段階で評価します。
次はこんな計算どうですか?
この計算と合わせて使われることが多いツールです
解説
WBGT(Wet Bulb Globe Temperature:湿球黒球温度)は、 熱中症予防のための「暑さ指数」です。 気温だけでなく、湿度や輻射熱を考慮した指標であり、環境省や厚生労働省が熱中症予防の基準として採用しています。
建設現場では屋外での重作業が多く、熱中症リスクが高いため、WBGTに基づく作業管理が特に重要です。 作業強度に応じた基準値を把握し、休憩・水分補給の計画に活用してください。
計算式
屋外(日射あり)
WBGT = 0.7 × Tw + 0.2 × Tg + 0.1 × Ta
屋内・日陰
WBGT = 0.7 × Tw + 0.3 × Tg
| 記号 | 意味 |
|---|---|
| Tw | 湿球温度(気温と湿度から算出) |
| Tg | 黒球温度(輻射熱を反映) |
| Ta | 乾球温度(気温) |
※ 本ツールは簡易計算式を使用しています。正確な測定には専用機器(WBGT計)をご使用ください。
危険度レベルと対応
日本生気象学会の「日常生活における熱中症予防指針」に基づく5段階の危険度レベルです。 WBGTの値に応じて適切な対策を講じてください。
| WBGT | レベル | 推奨対応 |
|---|---|---|
| 〜21 | ほぼ安全 | 通常の注意で作業可能 |
| 21〜25 | 注意 | 積極的に水分補給 |
| 25〜28 | 警戒 | 30分毎に休憩、水分・塩分補給 |
| 28〜31 | 厳重警戒 | 激しい作業は中止、20分毎に休憩 |
| 31〜 | 危険 | 原則作業中止、やむを得ない場合は頻繁な休憩 |
作業区分別WBGT基準値
厚生労働省「職場における熱中症予防対策マニュアル」に基づく代謝率レベル(RMR)別の基準値です。 作業強度が高いほど基準値は低くなります。
| 作業強度 | 作業例 | 基準値 |
|---|---|---|
| 軽作業 | 軽い手作業、立位での監視 | 30°C |
| 中等度作業 | 歩行、普通の速さでの工具使用 | 28°C |
| 重作業 | 重い荷物運搬、シャベル作業 | 25°C |
| 極重作業 | 非常に激しい活動 | 23°C |
※ 基準値は熱順化者(暑熱環境に慣れた人)の値です。未順化者はさらに低い基準を適用してください。
参考リンク
注記
- 簡易計算の限界: 本ツールは気温と湿度からWBGTを簡易的に推定するものです。 黒球温度や風速を直接測定するWBGT計による値とは差が生じます。
- 個人差への配慮: 年齢、体調、服装、暑熱順化の程度により熱中症リスクは大きく異なります。 基準値はあくまで目安として、個々の状況に応じた判断が必要です。
- 法令遵守: 厚生労働省通達(基発0720第3号)により、WBGT値に基づく作業管理が求められています。 現場での正式な判断には、WBGT計による実測を推奨します。