事務・便利
工数・人工計算(人月変換)
工数から必要期間・必要人数を算出。期間と人数から総工数も計算。
次はこんな計算どうですか?
この計算と合わせて使われることが多いツールです
解説
工数計算は、建設工事やITプロジェクトの工程管理・見積りにおいて最も基本的な計算です。 「何人で何日かかるか」「この期限なら何人必要か」「この体制だと工数はいくらか」を 正確に把握することで、適切な人員配置とコスト管理が可能になります。
人日・人月・人時・人工とは
| 用語 | 読み方 | 意味 | 換算 |
|---|---|---|---|
| 人日 | にんにち | 1人が1日で行う作業量 | = 8人時 |
| 人月 | にんげつ | 1人が1ヶ月で行う作業量 | = 22人日 |
| 人時 | にんじ | 1人が1時間で行う作業量 | = 1/8人日 |
| 人工 | にんく | 人日と同義。建設業で多用 | 1人工 = 1人日 |
3つの計算モードと使い分け
工数・人数・期間の3つの変数は「工数 = 人数 × 期間」の関係にあります。 2つがわかれば残りの1つを求められます。
| モード | 入力 | 求めるもの | 使用例 |
|---|---|---|---|
| A. 工数+人数→期間 | 工数(人日), 人数 | 必要日数・月数 | 60人日 ÷ 3人 = 20日 |
| B. 工数+期限→人数 | 工数(人日), 期限(日) | 必要人数 | 60人日 ÷ 10日 = 6人 |
| C. 期間+人数→工数 | 期間(日), 人数 | 総工数(人日) | 5人 × 20日 = 100人日 |
どのモードでも、結果には人日・人月・人時の相互換算と「1人あたり担当日数」が表示されます。 労務単価を入力すると、労務費概算も自動で算出されます。
計算式一覧
| 求めるもの | 計算式 | 具体例 |
|---|---|---|
| 工数(人日) | 人数 × 期間(日) | 5人 × 20日 = 100人日 |
| 必要日数 | 工数(人日) ÷ 人数 | 60人日 ÷ 3人 = 20日 |
| 必要人数 | 工数(人日) ÷ 期限(日) | 60人日 ÷ 10日 = 6人 |
| 人月への換算 | 工数(人日) ÷ 月間稼働日数 | 60人日 ÷ 22日 = 2.73人月 |
| 人時への換算 | 工数(人日) × 1日の稼働時間 | 60人日 × 8h = 480人時 |
| 労務費概算 | 工数(人日) × 労務単価(円/人日) | 60人日 × 25,000円 = 150万円 |
月間稼働日数の目安
人月⇔人日の換算に使う「月間稼働日数」は、勤務体系によって異なります。 本ツールではデフォルト22日(建設業で一般的な隔週土曜出勤)を設定していますが、自由に変更可能です。
| 稼働日数 | 勤務体系 | 年間稼働日 | 業界例 |
|---|---|---|---|
| 20日/月 | 完全週休2日 | 約240日 | IT業界、設計事務所 |
| 22日/月 | 隔週土曜出勤 | 約264日 | 建設業(一般的) |
| 25日/月 | 週休1日 | 約300日 | 繁忙期の現場作業 |
1人あたり担当日数の活用
「1人あたり担当日数」は、全体の工数を投入人数で割った値で、 各作業員がどの程度の期間その作業に従事するかを示します。 工程表の作成や、作業員の負荷バランスの確認に活用できます。
- モードA(工数+人数→期間)では、必要期間と同じ値になります
- モードB(工数+期限→人数)では、期限がそのまま1人あたりの担当日数です
- モードC(期間+人数→工数)では、入力した作業期間がそのまま担当日数です
注意事項
- 理論値としての限界: 工数はあくまで作業量の目安であり、実際の作業効率や品質は考慮されていません。
- ブルックスの法則: 人数を増やしても比例して期間が短縮されるとは限りません。遅れたプロジェクトに人員を追加すると、さらに遅れることがあります。
- 労務費の補足: 建設業の労務費積算には、別途「設計労務単価」「諸経費率」「法定福利費」の考慮が必要です。
- 現場条件の影響: 本計算結果は理論値であり、実際の工期・人員は現場条件・天候・材料調達等により変動します。