ネットワーク
PoE電力バジェット計算
PoEスイッチの給電バジェットに対し、接続機器の消費電力を合算して給電可否をチェック。
次はこんな計算どうですか?
この計算と合わせて使われることが多いツールです
解説
PoE(Power over Ethernet)は、 LANケーブルを通じてネットワーク機器に電力を供給する技術です。 IPカメラ、無線アクセスポイント、IP電話などを、別途電源ケーブルを敷設することなく設置できます。 IPアドレスの設計にはIPサブネット計算もあわせてご活用ください。
PoE規格の比較
| 規格 | IEEE標準 | 最大給電(PSE側) | 最大受電(PD側) |
|---|---|---|---|
| PoE | 802.3af | 15.4W | 12.95W |
| PoE+ | 802.3at | 30W | 25.5W |
| PoE++ Type 3 | 802.3bt | 60W | 51W |
| PoE++ Type 4 | 802.3bt | 90W | 71W |
電力バジェットの考え方
PoEスイッチには「給電バジェット」と呼ばれる、全ポート合計で供給可能な最大電力が定められています。 接続する全機器の消費電力合計がこのバジェットを超えると、一部の機器に給電できなくなります。
使用率 (%) = 総消費電力 (W) ÷ 給電バジェット (W) × 100
使用率の目安
| 使用率 | 評価 |
|---|---|
| 80% 未満 | 増設余地があり、安定運用が可能 |
| 80〜100% | 増設余地が少なく、環境条件により給電能力が低下する恐れあり |
| 100% 超 | バジェット超過。一部機器へ給電できない可能性 |
注意事項
- 環境温度: カタログ記載の給電バジェットは最大値です。環境温度が高い場合、実際の給電能力が低下することがあります。
- ケーブル長: ケーブル長が長い場合(90m以上など)、ケーブルの抵抗による電力損失が増大します。
- 突入電力: 機器の起動時は定常時より大きな電力を消費する場合があります。余裕を持った設計を推奨します。