工事写真台帳 PDF - 使い方ガイド
写真を選んで現場名・キャプションを入れるだけで、A4 の貼付 PDF を即生成。1 ページ 2/4/6/8/12 枚の国交省テンプレ準拠レイアウトに対応。写真は端末外に出ない。
使い方ガイド
工事写真台帳 PDF は、現場で撮った写真を A4 サイズの貼付台帳としてその場で PDF にまとめるためのウェブアプリです。 国土交通省の 写真管理基準(案) や 営繕工事写真撮影要領 でよく使われる体裁を、ブラウザだけで完結できます。
様式は 2 種類用意しています。1 ページ 3 枚+右側に長文ノート欄を置いた公的書類風の ノート型 と、1 ページ 2〜12 枚を均等に並べてサムネイル的に見せる グリッド型 です。 アップロードした写真はブラウザの中だけで扱われ、外部のサーバーには送られません。 クラウドにログインしたり、専用アプリをインストールしたりする必要もありません。 様式・1 ページあたりの枚数・用紙の向き・キャプション表示の有無はすべて即時に切替できます。
基本的な使い方
操作は次の 4 ステップです。
STEP 1 | 工事情報を入力する
画面右上の ☰ アイコンからサイドバーを開き、工事名・物件 / 現場名・担当者 を入力します。これらは A4 用紙 1 枚目のヘッダー帯と PDF 帳票の上部、 そして共有 URL に書き出される基本情報です。
STEP 2 | 写真を追加する
画面下の「写真を追加」ボタン、または A4 プレビュー領域へ画像ファイルを直接ドラッグ&ドロップしてください。 対応形式は JPEG / PNG / WebP です。複数ファイルを一度に選んでも構いません。 追加された写真は撮影日 (EXIF があれば自動)・キャプション欄付きでグリッドに並びます。
STEP 3 | レイアウトとキャプションを整える
画面左下の「台帳レイアウト」パネルで、まず 様式 (ノート型 / グリッド型) を選びます。 ノート型は A4 縦・1 ページ 3 枚固定で右側に長文ノート欄が付き、グリッド型は 1 ページあたりの枚数 (2 / 4 / 6 / 8 / 12) と用紙の向き (縦 / 横) を選べます。 撮影日・キャプション・ヘッダー帯の表示有無も同じパネルで即時に切り替えられます。 各写真の右上にあるボタンで 並び順の変更 と 削除 ができ、 写真の下 (グリッド型) または右側 (ノート型) のテキスト欄でキャプション / ノートと撮影日を直接編集できます。
STEP 4 | PDF を保存する
サイドバーの「PDF を保存」ボタンで、画面に並んでいる A4 ページがそのまま 1 つの PDF として書き出されます。 1 ページ目には QR コード付きのヘッダーが入り、スマホで読み込めば同じレイアウト設定のままアプリを開けます (写真本体は受信側で再選択が必要)。 ファイル名は 工事写真台帳-現場の電卓-.pdf で固定です。
レイアウトの選び方
画面左下「台帳レイアウト」パネル最上部の 「様式」 で、ページ全体の組み方を切り替えられます。 用途で「ノート型」と「グリッド型」を使い分けてください。
ノート型 (国交省営繕「工事写真撮影要領」風)
A4 縦 1 ページに 写真 3 枚を縦に並べ、各写真の右側に長文のノート欄 を置く 2 カラム構成です。 1 枚ごとに工種・状況・施工管理項目などをしっかり記入したいときに向いています。 ノート欄は 1 写真あたり最大 300 字まで、改行を含めた自由記述です。 公的な工事写真の体裁としてもっとも一般的で、本ツールの標準としておすすめのレイアウトです。
グリッド型 (枚数優先のサムネイル並び)
1 ページあたりの枚数 (2 / 4 / 6 / 8 / 12) と用紙の向き (縦 / 横) を選び、写真を均等なマス目に並べます。 各写真の下に 1 行のキャプションが入ります。 撮った枚数が多くてざっと見せたい場合や、Before / After を大きく対比したい場合に向いています。
| 枚数 / ページ | グリッド (縦 / 横) | 向いている用途 |
|---|---|---|
| 2 枚 | 1×2 / 2×1 | Before / After を 1 ページに大きく見せる場合 |
| 4 枚 | 2×2 / 2×2 | 標準的な体裁。施工状況写真の基本 |
| 6 枚 | 2×3 / 3×2 | 工程ごとに数枚ずつ並べたい場合 |
| 8 枚 | 2×4 / 4×2 | 点検・配筋検査などで小カット多めの場合 |
| 12 枚 | 3×4 / 4×3 | 同一工種のサムネイル的に多枚ざっと見せる場合 |
追加できる写真は 1 つの台帳あたり最大 120 枚 までです。 取り込みの際、各画像は長辺 1280 ピクセルの JPEG に自動で縮小されます。 A4 全面に印刷しても十分なディテールを保ちつつ、PDF のファイルサイズと端末の動作を軽く保つための処理です。
ブラウザ内に自動保存される仕組み
アップロードした写真とレイアウト設定は、操作のたびにこのブラウザの IndexedDB という保存領域に自動で書き込まれます。 ページを閉じても、同じブラウザで同じ URL を開き直せば、写真もキャプションも撮影日も先ほどの状態のまま復元されます。 サイドバーの「自動保存」欄で「自動保存済み HH:MM」と表示されていれば、最後の保存が成功している状態です。
次のような場合は保存内容が消えるため、最終成果物は必ず PDF として手元に残してください。
- ブラウザの閲覧履歴 / サイトデータを削除した場合: Chrome の「閲覧履歴データの削除 → Cookie とサイトデータ」や、Safari の「履歴と Web サイトデータの消去」を実行すると IndexedDB の中身も一緒に消えます。
- シークレットウィンドウ / プライベートブラウズで使った場合: ウィンドウを閉じた時点で全データが破棄されます。
- iOS Safari で 7 日間以上開かなかった場合: Safari の ITP 機能により、最後にサイトを訪れてから 7 日経過すると IndexedDB が自動で削除されることがあります (iOS 13.4 以降の挙動)。 スマホで長期間使う台帳は、こまめに PDF として保存しておくのが安全です。
- 別の端末 / 別のブラウザ: IndexedDB はブラウザごとに完全に独立しているため、PC の Chrome で作った台帳をスマホの Safari で開いても写真は復元されません。 端末をまたいで持ち運ぶ場合は PDF にしてから AirDrop / メール / クラウドストレージ等で共有してください。
保存内容を意図的に消したいときは、サイドバーの「リセット」セクションにある「この端末の保存内容を全て削除」ボタンを使ってください。 確認ダイアログのあとに、ブラウザ内の写真・キャプション・撮影日がまとめて消去されます。
共有 URL の仕組みと写真の扱い
サイドバーの「この設定を URL で共有」ボタンを押すと、現在のレイアウト設定 (枚数・向き・表示要素のオン / オフ) と工事情報 (工事名・物件名・担当者) をまとめた URL が生成されます。 パスワードを設定すれば URL は暗号化され、パスワードを知っている人にしか中身を見られません (暗号化はブラウザの中で行い、内容はサーバーに送られません)。
PDF を出力すると、1 ページ目右上に共有 URL の QR コードが入ります。 現場で印刷した A4 を見た人がスマホで QR を読み込めば、同じ枚数 / 向き / 工事情報のままアプリを開いて自分の写真を貼り直すことができます。
注意点と使い分け
本ツールは「写真を A4 にまとめて 1 枚の PDF として残す」ことに用途を絞っています。 工事写真の電子納品 (CALS/EC) で要求される デジタル写真管理情報基準 準拠の写真情報 XML や、 検査機関への提出フォーマット (発注者ごとの独自書式) には対応していません。 正式な納品書類が必要な場合は、発注者が指定する写真整理ソフト・電子納品支援ソフトをご利用ください。
- HEIC / HEIF は対応外: iPhone の標準カメラ形式である HEIC は、ブラウザ間の互換性が不安定なため受け付けていません。 iPhone の場合は「設定 → カメラ → フォーマット → 互換性優先」で JPEG 撮影に切り替えるか、書き出し時に JPEG に変換してください。
- 保存はブラウザ内のみ: 写真は同じ端末・同じブラウザの IndexedDB に自動保存されますが、別の端末や別のブラウザでは復元できません。 詳しい制約は上記の「ブラウザ内に自動保存される仕組み」を参照してください。最終成果物は必ず PDF として保存してください。
- EXIF 撮影日が無い画像: スクリーンショットや SNS から保存した画像など、EXIF 情報が欠けている画像は当日の日付がデフォルトで入ります。 必要に応じて各写真の下にある日付欄で手動修正してください。
- 本ツールは参考情報です: 出力された PDF の様式が個別の発注書類の要件を満たしているかは保証できません。 正式な提出書類としては、必ず発注者の指定する書式・基準を確認のうえご利用ください。